2017/07
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『ミロのヴィーナス』その2
 

  消えてしまった幻の記事。書き変えたら、まったく違うもの
 になってしまいそう。記憶力のなさにがっくり。

  


  ちょうど、この清岡卓行の評論を三年の教材にしていたので
 ニュアンスは違っても通じるものはあると思い、一年にもこの
 言葉を紹介してみたのです。


  評論は、こう始まります。


  「ミロのヴィーナスを眺めながら、彼女がこんなにも魅惑的
 であるためには、両腕を失っていなければならなかったのだ
 と、僕は、ふと不思議な思いにとらわれたことがある。」


  
  詩人の詩人たる、詩的な発想に茶目太も心を奪われ、教材に
 選びました。


  歩行というものを麻痺で失った、車いすの男子の感受性に、
 どう響くのか危惧はありましたが、彼は、純粋に私の話を受け
 入れてくれたようでした。

  それだけでなく、「完全でないことの美しさ」をも感じたよ
 うで、「美しくあるためには完全でなくてもよい」と言うこと
 に気付いた様子でした。

  しきりにひとりごとで「そうか、不完全なことが美しいこと
 もあるのか」とか「完全なことがすべてではないのか」とか言
 っていました(笑)


 「そうだよ~それに完全な人なんてこの世に一人もいないから。
 一人として同じ人間はいないでしょ。同じだったらロボットで
 いいし、人間である必要がないよね。」


  みんな違っているから、自分の理想に向かって努力したりでき
 る。最初から全てそろっていたら生きていく意味がない。

  もしかしたら、人間が生きていく意味はそこのところに隠され
 ているのかもしれない。失われているもの、自分にないものを求
 めて現在の自分以上のものになろうという向上心のようなもの。 

  

  そんな前日の授業から、男子は『ミロのヴィーナス』像を、心
 から見てみたいと言ったのでしょう。

  教科書の小さな写真で初めて『ミロのヴィーナス』にご対面し
 た男子のつぶらな瞳には、どんなふうにヴィーナスが映ったのか。

  男子は何も口に出しては言いませんでしたが、この、口から先
 に生まれてきたような(笑)男子をしばし黙らせる力はあったよ
 うです。


  いつか大人になって、君がパリに降り立ち、ルーブル美術館の
 ヴィーナスに対面できることを茶目太は柄にもなく祈りました。
  

  こうして、ひとりひとりの生徒がかわいく愛おしくなって行く
 茶目太の春です。



  そして、様々な入選作文を紹介しての『社会教育』の授業の
 報告はまた続きがあります。後日紹介します。











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No title
うん。完全でないからこその美しさ。

これが解れば大人だよ~おほほほほ


ほんとにそうですね~おほほほほ
 ミリわんさんへ

 私たちっておとなね~ 


鍵コメさまへ
 こちらこそ、ありがとうございました。ちょうど、この次の回にお母様のことを記事に書いたところでした。昨日のお母様のお言葉が嬉しくて。
 今日のこのコメントもみなさんに発表したいくらい嬉しいお言葉が・・・この仕事をしていてホントに良かったと思います。
 お子様を大切に、熱心に将来を考えていらっしゃるご両親の姿勢に頭が下がります。大切な一人ひとりのお子さんをお預かりするのですから、頑張らなければと思いました。


No title
茶目太さん

心が揺さぶられる・・

「完全でないことの美しさ」

茶目太先生はやっぱり素敵な先生です。
わたし茶目太先生におそわりたかったなぁ・・。
(何度も言うようですが)


清岡卓行詩人ですね~
 ちいさんへ

 清岡卓行、もと連れが良く読んでいたのですが、詩の方は難しくて良く分かりませんでした。が、今度読んでみます(笑)


> 茶目太先生はやっぱり素敵な先生です。
> わたし茶目太先生におそわりたかったなぁ・・。
> (何度も言うようですが)

 ちいさん、また木に登っちゃいますわぁ~
 生徒は、欠伸してるよ~。
 国語の先生なのに、話がめちゃめちゃ下手だからね。
 うひひひひ。
 良く間違えるし、忘れるし。
  ↑
 三年生なんか、それに慣れているから何とも思わないで
 放っておいてくれるから恐ろしい。


黒ねこ時計
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茶目太、幼少の頃

茶目太

Author:茶目太
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