2017/07
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朝日新聞投稿、ボツ原稿だけど・・・




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 お正月早々ですが、昨年天下の『朝日新聞』に投稿してボツ
になった原稿を公開します。せっかく書いたのでせめて皆さん
読んでくださいませ。


朝日新聞 『視点』投稿原稿


不登校だった生徒たちの居場所として



 先日、私が国語教師としての徒然を載せている『ブログ』で
知り合った二十四歳の方が、私の勤務する学校を訪ねて下さっ
た。現在、民間の知的障がい者の通所施設の支援員である女性
で、私の勤務する「もと不登校の生徒が通う学校」がどんなも
のなのか、ご自分も教師になりたいとの思いがあってかとても
熱心に学校を見学していかれた。

 土曜日にも拘わらず、シニアテスト受験や文化祭の準備で居
合わせた生徒たちに混じり、もと不登校生の現在を真摯に知ろ
うとしている姿を目にして、こんな風に公の教育機関の方がこ
の学校を一度でも見に来て下さったことがあっただろうかと思
った。

 今や驚くべき数の『不登校生』を抱える国の教育への関心は、
各地での教育委員会やフリースクール主催の『不登校相談会』
の多さに現れているが、実際のところ、相談は受け、アドバイ
スはしても、肝心の受け入れ先(学校)の確保が不十分な状態
である。

 不登校生を対象とした、県立の高等学校が横浜市内にもでき
経済的にも喜ばしい。(※)
 しかし、中学生の期間、或いは小学生の時からずっと不登校
であった生徒たちが、不登校生を対象にしているからといって、
急にその高校へ通えるようになるとも思えない。
 それも通信制とあれば、ひきこもりを助長し、例え卒業証書
は取得できても、長年通学していない生徒の学力不足を考える
と、努力の一言で解決できる問題ではないのである。

 何故、学校へ行けなくなり、家にいることを選んだのか、そ
れは一人一人異なる理由でそうなったので、その原因と本人が
向きあい家族が一つになっていかなければ、登校できない生徒
の将来は暗澹たるものである。家族もまた、親だけでなく、親
なきあとは兄弟姉妹が保護者になるということを忘れてはなら
ないのである。
 
 そして何よりも本人の大切な時間を無為に過ごさせ、社会的
な交わりを絶った生活を、家族は見て見ぬふりをしてはならな
い。人間は一人では生きていけないのだから。
 
 はっきり言えることは、きちんと本人と家族が将来を考え、
助けを求めることである。

 不登校生の現在は、傷ついた心の痛みを専門家によるメンタ
ル面での治療と看病に相応する心の看護を心得る教師との触れ
合いで、徐々に癒していく以外にない。
 
 医療的見地から、各人のケースに合う対処がなされ、上手く
いけば、あれは何だったのかと思うほど普通に元気に通えるの
である。

 公の機関は、不登校生が『本当に通えるようになる学校』の
確保が急務である。そもそも、民間の学校に委ねるばかりでな
く、『この学校なら通える』と元気に通う姿を見に来て、ノウ
ハウを吸収して役立ててほしい。

 小規模校の運営は厳しい。生徒一人への還元率が非常に高い
ため、経営が悪化し軒並みにこの種の学校が廃校になった。ぎ
りぎりの学費を設定しても、学費面で入学を断念する生徒が多
く、入学者の減少は悪循環を招く。

 国へ、小規模校への資金援助と小規模校入学者への学費支援
を早急にお願いしたい。

 生徒の笑顔を至上の喜びとする教員や学校経営者が危機に瀕
しているのが現状である。


  ※不登校生を対象とした公立高校というのは、少し間違っ 
   た表現でした。不登校生でも比較的入学がしやすいとい
   う意味合いが正しいようです。


1300字という規定の枠に入れるには、この問題は奥が深くて
とても語りつくせるものではありませんでした。問題提起にも
なっていない中途半端なものになり、ボツは仕方のないことか
なと思いました。

 最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。









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あけましておめでとうございます(*^_^*)
今年もよろしくお願いします(^◇^)

不登校、最近はだいぶ現状が理解されるように
なってきたとは思いますが、
まだまだ、本人の頑張りが足りない、わがまま、ひ弱というような偏見もあります。
その偏見が払拭されたときに、みんな真剣に考えてくれるのかもしれないと思ったりもします。

不登校だった子でも通いやすい学校、それは
すべての学校に学んでほしいことでもあります。
すべての学校でそのやりかたを実践しろってことではなくてね、いろんな側面を理解してほしいと思うのです。

不登校児は特別に変わっている子なのではなくて
誰にでもなりうることであると思うから。



はい。そのとおりです。当たり前のことを書いているけど、それの実現はとても厳しいのです。

あきらめずに声を上げましょう~!皆一緒に!

今すぐは無理でも~自分の子供のそのまた子供の時代をめざして~っと私は思っています。


おめでとうございます。こちらこそ、よろしく!
 海のいるかさんへ

 学校を変えて登校できるようになるなら、やはりその学校に通わせたいと思うのが親心。学校が楽しい時期に、友達との語らいが一番必要な時に、家から出る気になれないなんてかわいそうです。

 画一的な現在の「学校」そのものを見直さなければならない時期に来たということですね。合理化は、必ず規格外のものをはじき出してしまいます。
 何でもいっしょくたに考えるということは、もともと個性を持つ一人一人をすべてまとめることで、無理があったのですね。

 


そうですね。がんばりましょう。
 ミリわんさんへ

 当たり前のことが当たり前なこととして対処されない世の中ですから。誰かが言わないとね~


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茶目太

Author:茶目太
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