2017/08
≪07  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   09≫
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
『チルドレン』(井坂幸太郎)
 


      シロくま先生~ついについに読みましたよ。

 三日続いた熱が下がって、四日目平熱に戻りはしたけれど、まだ
起きて動くのは・・・と思ったときベッドの中で手にとったのが運のつ
き。病みあがりを楽しくしてくれました。

        monsyo200go.gif


 先生お勧めの『チルドレン』井坂幸太郎

 ふ―むなるほど、こういう展開でしたか。さすが、タイトルからして、
月並な予想を許さぬ・・・

 タイトルから、この内容を想像できる人はどのくらいいるのかな。
ちなみにシロくま先生はどうだったんでしょう。私より先にゲットして
いたサクラさん、書店でお仕事するちいさん、どうでしたかぁ~

 私は、井坂幸太郎は『重力ピエロ』が初めてでした。だいぶ前に
読んだので詳しくは覚えていないけれど、私の友人のなかの読書好
きナンバーワン”千恵子さん”に勧めた気がする。以来、井坂ファン
になって、私などよりたくさん読んでいると聞いたような。

 雰囲気は似ていました。同じ作者のものですから当たり前ですが
懐かしい気がしたのは、やはり一度読んでいいなあと思ったことの
ある本の作者との再会ですかね~。

 どうして一冊読んだきりで井坂幸太郎から、離れてしまったのかと
言えば、初めて読んだ作品が『チルドレン』ではなかったから?

 『重力ピエロ』は若さが若さゆえに自分に遠く思えた気がします。

 『チルドレン』の方は、連作を一つの長編のように読ませる、著者
言うところの「短編集のふりをした長編小説」という手法が面白く、
次々読み進み、読み進めば進むほどに登場人物のひとりひとりに
惹きつけられていく旨みがあります。   

 のっけから、銀行強盗にでっくわすというのも面白い。銀行強盗も
ののアル・パチーノ主演作『狼たちの午後』を作品の中でも引き合
いに出しているが、私は最近の「インサイド・マン」を想起しました。

 犯人らに人質全員が犯人と同じ服を着せられ、別室を複数利用
するなどして、人質同士が犯人と人質を特定できなくさせた面白い
映画だが、人質に縁日のお面をかぶせた井坂作品とどちらが先の
アイデアだろう。

 銀行強盗の人質になった若者三人とプラスそのなかの一人の、
”彼女”とが、この後展開する連作の主要人物となるわけだが、次
の作品では、傍にいるとすごく迷惑な陣内が、ちゃんとした社会人
それも家庭裁判所の少年事件担当の家裁調査官になって後輩に
「陣内さん」と呼ばれていたりするから、あらってことになる。

 そして年のそれほど離れていない後輩の目を通して、家裁での
出来事が自然と陣内を中心に展開していく。

 あまり詳しく書いてしまうと未読の人には申し訳ないので、ここら
へんでまとめますが(笑)、連作のどれをとっても陣内の傍にいて
関わりたくないけれど、陣内って良い奴だわ。

 また、陣内ばかりが興味深い人物像で終始しているのでなく、面
白いのは登場人物全員かもしれず、家裁に面接に来た万引きをし
た少年とその父は、かなり面白いシチュエーションで楽しめた。

 みなさん、そういうわけで、読んで損はない面白い本でしたよ。

 シロくま先生、また面白い本教えてくださいね。今度は井坂作品
引き続き探して読みます。

 アル・パチーノ『狼たちの午後』が出てきたり、すごいなと思った
『インサイド・マン』を想起させる場面が出てきて、若者から仲間はず
れになっていた茶目太の心がちょっと安心したのかもしれませぬ。

 なんせ、自慢じゃないですけど『狼の午後』、公開当時に映画館で
見た記憶があります。そういう映画が小説の中に出てきたらやはり
面白い。映画の力は、こんなところにも影響しますね。

 ところで、WOWOWでドラマ化された『チルドレン』の陣内は、大森
南朋
、後輩の調査官は坂口憲二、多少役どころは変えられてはい
るようですが、小西真奈美も出ている様子。

 映像化した時の配役には、うるさい茶目太。うーん。まだ見ていな
いけれど、私なら陣内や後輩、そしてはずせない仲間の三人を誰に
するかな。ちょっと考えてみよう。 





横浜市不登校の高等学校教師としてランキングに参加しています!

にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
にほんブログ村
     ここんとこ、ぷすっと押してみてちょ!ふにゃふにゃ




イラスト・Eternity+

スポンサーサイト
 
読書三昧 Ⅱ(3)
    umering300si.jpg

 
 買ってきたたくさんの本の山に嬉しくなっている茶目太です。

 新しい分のどれから読み始めるかとても楽しみです。

 さて、その前に最近の私には珍しい文庫本の紹介です。たまに
通勤に持ち歩いても、読む時間がなかなかなく、読み終わるの
時間がかかりました。


 野沢尚が44歳で急逝して5年も経っていました。脚本家として
は私はとよえつ主演の『青い鳥』が好きでした。
(ドラマ『青い鳥』はこちらから)

 何故か青白く貧相な顔の人だなとそれまで思っていた豊川悦司
いいなあと思い始めた最初でした。

 このひとの声は良いですね。


ライン2-1


 私が野沢尚の小説を読むようになったのは、もしかしたらその死の
後かもしれない。

 死はやはり強烈です。

 自分で選ぶ死ほど、人に謎を残すものはないから…

 最初に読んだのは『深紅』の様な気がする。本の作品リストを改め
て見てみたら、記憶が戻ってきました。

 『破線のマリス』は江戸川乱歩賞を受賞時に読んでいた。すると、
死後初めて読んだのが『深紅』ということでしょうか。

 これは映画にもなっていて、比較的最近(この一二年の間に)ケー
ブルテレビで見た記憶があります。

映画『深紅』はこちらから


ライン2-1



 『深紅』は強烈でした。今でも野沢作品では一番だと思います。

 家族を学校の旅行中に惨殺された少女と、交差する殺人犯の娘
の物語。

 映画では、描かれていなかった惨殺現場の描写、被害者の血の
色がひとりひとり違っていたという警察関係者のリアルな表現に、
戦慄を覚え未だに忘れられない一冊です。


ライン2-1



 最近、『ひたひたと』(講談社文庫)という知らなかったタイトルのも
のを見つけて読んでみたのですが、この作品は死で連作が中断さ
れた「十三番目の傷」と「ひたひたと」に、書き下ろしの新作として構
成されていたという『群生』が特別に収録されています。

 連作ものは、エロスの匂いが立ち込めちょっと息苦しいものなので
好悪の点で言うと私自身はあまり…でしたが、『群生』の方は、構成
の段階でありながら、小説として充分に読めるものでした。

 『群生』には『深紅』に繋がるものがあり、加害者と被害者、罪と罰
についてのこの人のつきつめた考えが反映していて惹きこまれまし
た。もっとこの人の作品を読みたかったと思いました。
 




横浜市不登校の高等学校教師としてランキングに参加しています!

にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
にほんブログ村
     ここんとこ、ぷすっと押してみてちょ!ふにゃふにゃ





イラスト・Eternity+

 
読書三昧 Ⅱ(2)
    花火

  
 『青空のむこう』(アレックス・シアラー 著、金原瑞人 訳、求龍堂)
という本を買ったのはだいぶ前のことでした。

 タイトル通りの青空に白い雲、そしてそこに少年が駆けている…

 たぶん内容もイメージ通りだと思い、なんとなく優しい気持ちにさせ
てくれそうだったので買ったのですね。


ライン1-3



 ミステリーが一番好きな茶目太。最近よく家でよく読むようになり、
(通勤で読めなくなったせい?)本の在庫が少なくなってきて、またたく
さん仕入れてきたのですが、まず在庫の残り分を先に読もうと思って
ようやくこの本に手が伸びました。

 読んだらすぐにまた買ったところへ売りに出してしまうので家には
本があまりありません。25年以上前に都内を離れ、横浜に帰って
気た時に本はほとんど売り払いました。

 今家にあるのは、中央公論社の日本文学全集等の昔みよ彦おば
あちゃんが茶目太に揃えてくれたものと多少のもののみ。

 新しく買う本は読んだら売るというサイクルが出来上がりました。
理由は置き場所に困るから。実に単純な理由です。


ライン1-3



 さて、『青空のむこう』は、交通事故で急死した少年の物語でした。

 直前に姉と兄弟喧嘩をして家を飛び出していた少年は、姉と交わし
た”ひどいやりとり”に心を痛め、この世に未練を残します。

 幽霊になってこの世に戻り、少年なりの”解決法”でけじめをつけた
少年は、死を静謐に受け止めていく…。

 すがすがしく、優しく、大人にも優しい気持ちを取り戻させる物語でし
た。死は、それほど怖くない。いつか必ず迎える死が豊かでありますよ
うにと思わずにいられない物語でした。


 
 最近、死はそれほど怖いものではない気がします。この世のもので
はなくなった知り合いが増えてきたせいでしょうか。待っていてくれる
人や動物がいると思うと、心強いからですかね。


「青空のむこうに」はこちらから






不登校高等学校教師としてランキングに参加しています!
にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
にほんブログ村
     ここんとこ、ぷすっと押してみてちょ!ふにゃふにゃ




イラスト・Eternity+


 
読書三昧 Ⅱ(1)
ドラゴン右 ドラゴン左


 息子とよく喧嘩します。私もよく泣きますが息子も涙腺が弱いです。
だいたい悪いのは母親の私です。わかっちゃいるけどやめられない
というやつです。

 息子はできた子です。小さいうちから、家庭の事情でさせてはいけな
い心痛を味あわせてしまいました。

 茶目太が自分の両親のことを許すの許さないのと言ってる場合では
なかったのです。 

 特に私が精神的に不安定になったり、悩んだりしていると、息子はと
ても気に病みます。私もそういうところがありましたが、母親の機嫌に
とても左右されて不安定になります。

 で、よく喧嘩をします。喧嘩と言っても、息子が私のせいで気持ちの
切り替えができず、なんとか解決してしまわないと次に進むことがで
きなくて気持ち悪がってです。

 いつも家族仲良く気持ちよく というのが、息子のモツト―なのです。


        ドラゴン右


 この息子のカウンセリングにより、茶目太はどんなにか救われて
きたでしょうか。でも、息子は・・・

 わがままで、大人のくせに甘ったれでどうしようもない母親です。
私のせいで息子の心をこれ以上痛めてはいけないと思います。

 先日は二人とも目を腫らして喧嘩して、翌日はブックオフへ連れて
行って貰いました。母親にたくさんお説教をして、可哀想になったの
だと思います。

 息子は説教師です。早く終わらないかなぁと思って叱られています。

 今回は何を叱られたか・・・まことにくだらないことです。発表して、
みなさんがズッコケるのが目に見えているので止めておきます。

 どうして、こんなくだらないテーマで泣いて、泣かれて真剣に説教さ
れ、真剣に反省しなきゃいけないのか?ちょっと疑問です。
 

           ドラゴン左


 読む本がなくなってきたので、たくさん仕入れてきました。15冊も。
単行本ばかりですから重いこと。こんなにきれいな本が100円だなん
て申し訳ないなぁと思いつつ大喜びでまたまた買ってきました。

 文庫本の方が高いのですよね。一冊だけ250円の本を買いました。

 さあ~読むぞ~


 シロくま先生が以前『チルドレン』(井坂幸太郎)がめちゃめちゃ
面白いとブログに書いていたので、ブックオフに行くたびに探します
がありません。ミリわんさんお勧めの『かぶくもの』も。

 ま、そのうち出回ることでしょう。

 読みたいなあ~と思っていて、忘れたころに見つけるのも楽しい
ですからね。

 買ってきた本のリストは・・・そのうちに



【嬉し恥ずかし、茶目太からのおしらせ】 
 
 ちいさんが茶目太のブログを紹介してくださいました。お忙しいのに
ほんとに恐縮です。
 茶目太のおばかをご存じの皆さんは、褒めすぎてあるので覚悟を
してちょ。笑わないでね~

 ちいさん、あんなに良く言って下さってありがとう!

    右方向 ちいさんのきらきらいぬ日和はこちらから







不登校高等学校教師としてランキングに参加しています!
にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ

にほんブログ村
     ここんとこ、ぷすっと押してみてちょ!ふにゃふにゃ




イラスト・Eternity+




 
読書三昧 Ⅰ(3)
komori4-250.gif komori4-230.gif

komori4-230.gifkomori4-250.gif komori4-230.gif

  
 古本屋さんで買う本には、やはり当たり外れが多く、記憶系に弱い
茶目太は「最後の記憶」でも失敗した感がありました。

 でも、それは私があまりホラーは好きではないからかもしれず、そ
れが好きではないものにとっては、手にとったことがそもそも失敗と
いうことでしょうか。一所懸命書かれた作家にはその時点で申し訳
ないことをした感じです。

komori4-250.gif komori4-230.gif

komori4-230.gifkomori4-250.gif komori4-230.gif

 

 3作目は、「人体模型の夜」(中島らも)です。

 中島らも と言ったら、薬物中毒者として「徹子の部屋」に出演していた
のをたまたま見た、それがこの人を知ったきっかけでした。 

 以来茶目太の中では、ちょっとあぶない作家というイメージが巣食
っていたように思います。

 この本に手が伸びて行った理由は何故かと言えば、「夜」という、
一文字でしょう。それと本の装丁。

 「記憶」に続いて惹かれるタイトルが「夜」とか、何通りかあります。

 中島らもという作家にはあまり似つかわしくないような気がしたの
ですが、ギリシャ神話のような装丁に惹かれたのも確かです。



komori4-250.gif komori4-230.gif

komori4-230.gifkomori4-250.gif komori4-230.gif



 さて、内容的には当たりでした。人体の一つ一つパーツごとに短編
が編まれており、それぞれ別の物語のように思えるのですが、終わっ
てみると、狂言回しの少年によってすべてがまとまるという形です。

 話に引き込むテクニックが、とても上手です。

 特にプロローグとなる「首屋敷」へと少年が入り込む描写。この屋
敷の特異性~入口が三階にあるというのに階段も梯子も何もない。
 その上、変な間取り。二畳ほどの小部屋が二十一室とかで構成
されていたりする。

 短編一つ一つは、少しホラーがかった推理小説というところでした
が、茶目太はプロローグとエピローグの不思議な描写が面白かった
ので楽しめました。内容は案外まともでした(笑)。薬物依存の中で
書いたとしたら、もっとぶっ飛んでるかなぁと期待したのですが。失
礼な期待でした。 
 



不登校高等学校教師としてランキングに参加しています!
にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ
にほんブログ村
     ここんとこ、ぷすっと押してみてちょ!ふにゃふにゃ




イラスト・天音ゆうさん
 
黒ねこ時計
カテゴリ
カウンター
茶目太、幼少の頃

茶目太

Author:茶目太
『のほほん』ブログへ
  ようこそ!
 
 不登校等の問題を抱え
入学してきた、少人数制の高校の生徒たちとの学校生活と 
のほほん私生活。
 失敗ばかりの毎日も、
  笑って過ごせば、
   明日も、元気!
 泣いて笑って、また笑って。
やさしい息子と超天然の母が、                いつも茶目太の味方。
   茶目太と一緒に                    笑っちゃいましょ。

ひよこ
なでなですると、ふにゃ
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。